Windows Server 2008 R2で帯域制御ソフト(WinTC)を使ってみよう [Windows]
帯域制御(制限)のソフトウェアは複数あります。
・NEGiES
・NetLimiter
・Traffic Management Controller
・WinTC
でもシェアウェアだったり、サポート以外のOSでは動かなかったり。
今回はWindows Server 2008 R2でWinTCが動作するか確認しました。
wintc_jp.txtより、WinTCとはQoS Packet Schedulerを用いてupstream帯域の上限を設定したり(帯域制御)、アプリケーション毎のネットワークの優先順位を設定(優先制御)できるプログラムです。
重要: あくまでもこのプログラムが動作しているPC上から送出されるパケットもしくはそのPCを経由するパケットのみが制御の対象となります。
さて、さっそくダウンロードですが、WinTCはVectorからダウンロードできます。
しかし、古いバージョンです。WinTC 0.2.4(wintc024.zip)
0.2.9cがこちらから以前ダウンロードできたのですが、今はサイトに接続できませんでした。
過去にダウンロードしたwintc029c.zipを使います。
wintc029c.zipをC:\に置きます。
wintc029c.zipを解凍します。
展開をクリックします。
wintc029cフォルダに展開されました。
wintc029cをwintcにリネームします。
wintcフォルダを開くと、wintcフォルダがあります。
wintcフォルダをbinフォルダにリネームします。
コマンドプロンプトを開き、c:\wintc\binに移動します。
wintc -kcでサービスを作成します。
サービスを開始します。
net start wintc
NICの状態を確認します。
NICは2枚あり、0は192.168.0.6、1は192.168.32.5になっています。
今回はNIC1の192.168.32.5の帯域を制御します。
エクスプローラでC:\wintc\binを開きます。
wintc.confをコピーし、wintc.conf.orgにします。
wintc.confを編集します。
以下のように編集します。
default_netif = 1
define_flow = flow-ip1 500K prio=2
define_filter = ip1-segment dstaddr=192.168.32.0/24
assign_filter = ip1-segment flow-ip1
詳細は、wintc_jp.txtを参照してください。
この設定は、192.168.32.0/24のoutboundをMAX500Kbpsに制御するというものです。
設定を変えたので、サービスを停止します。
net stop wintc
サービスを起動します。
net start wintc
設定内容を確認します。
wintc -i -v
NIC1に対して、500Kなので512000が設定されています。
ftpを使って、サーバからファイルをダウンロードします。通信状況をTCP Monitor Plusで表示しました。
確かに500Kぐらいに制御されます。
途中からもう1台のクライアントを用意して、同じくftpでダウンロードしました。
サーバ側は500Kぐらいに制御されたままです。
1台目のクライアントもTCP Monitor Plusで表示しました。
最初は500K程度の通信でしたが、2台目が通信を開始すると、約半分の250K程度に制御されました。
Windows Server 2008 R2でもWinTCは動作可能でした。
また、Windows Server 2008からポリシーベースのQoSが設定可能となりました。
次回はポリシーベースのQoSをちょっと書いてみたいと思います。
次回もお楽しみに!!
・NEGiES
・NetLimiter
・Traffic Management Controller
・WinTC
でもシェアウェアだったり、サポート以外のOSでは動かなかったり。
今回はWindows Server 2008 R2でWinTCが動作するか確認しました。
wintc_jp.txtより、WinTCとはQoS Packet Schedulerを用いてupstream帯域の上限を設定したり(帯域制御)、アプリケーション毎のネットワークの優先順位を設定(優先制御)できるプログラムです。
重要: あくまでもこのプログラムが動作しているPC上から送出されるパケットもしくはそのPCを経由するパケットのみが制御の対象となります。
さて、さっそくダウンロードですが、WinTCはVectorからダウンロードできます。
しかし、古いバージョンです。WinTC 0.2.4(wintc024.zip)
0.2.9cがこちらから以前ダウンロードできたのですが、今はサイトに接続できませんでした。
過去にダウンロードしたwintc029c.zipを使います。
wintc029c.zipをC:\に置きます。
wintc029c.zipを解凍します。
展開をクリックします。
wintc029cフォルダに展開されました。
wintc029cをwintcにリネームします。
wintcフォルダを開くと、wintcフォルダがあります。
wintcフォルダをbinフォルダにリネームします。
コマンドプロンプトを開き、c:\wintc\binに移動します。
wintc -kcでサービスを作成します。
サービスを開始します。
net start wintc
NICの状態を確認します。
NICは2枚あり、0は192.168.0.6、1は192.168.32.5になっています。
今回はNIC1の192.168.32.5の帯域を制御します。
エクスプローラでC:\wintc\binを開きます。
wintc.confをコピーし、wintc.conf.orgにします。
wintc.confを編集します。
以下のように編集します。
default_netif = 1
define_flow = flow-ip1 500K prio=2
define_filter = ip1-segment dstaddr=192.168.32.0/24
assign_filter = ip1-segment flow-ip1
詳細は、wintc_jp.txtを参照してください。
この設定は、192.168.32.0/24のoutboundをMAX500Kbpsに制御するというものです。
設定を変えたので、サービスを停止します。
net stop wintc
サービスを起動します。
net start wintc
設定内容を確認します。
wintc -i -v
NIC1に対して、500Kなので512000が設定されています。
ftpを使って、サーバからファイルをダウンロードします。通信状況をTCP Monitor Plusで表示しました。
確かに500Kぐらいに制御されます。
途中からもう1台のクライアントを用意して、同じくftpでダウンロードしました。
サーバ側は500Kぐらいに制御されたままです。
1台目のクライアントもTCP Monitor Plusで表示しました。
最初は500K程度の通信でしたが、2台目が通信を開始すると、約半分の250K程度に制御されました。
Windows Server 2008 R2でもWinTCは動作可能でした。
また、Windows Server 2008からポリシーベースのQoSが設定可能となりました。
次回はポリシーベースのQoSをちょっと書いてみたいと思います。
次回もお楽しみに!!
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