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LaVie LL750/TのIntel VT-xを有効にしよう [VirtualBox]

今回は仮想化ソフト(VirtualBoxなど)で64bit OSを使いたいときは、Intel CPUだとIntel VT-xを有効にする必要があります。
Intel VT-xを有効にするには、BIOS設定をするのが一般的ですが、残念ながらLaVie LL750/TはBIOS設定から行うことができません。
Googleで検索してみると、LaVie LL750/TでIntel VT-xを有効にしている方がいました。
「LaVie LL750 で IntelVT を有効にする」を参考にIntel VT-xの有効化を行ってみました。
自己責任で実施してください。

必要なファイルをダウンロードします。
1.VirtualChecker 2.0
 Intel VTの有効/無効を確認するソフトウェアです。
 ここからVirtualChecker.zipをダウンロードします。
 
2.BIOSアップデートモジュール
 ここからLaVieL/LaVieG タイプL(S)BIOSアップデートモジュールである559a0700.zipをダウンロードします。
 ただし、BIOSのバージョンが559A0700の場合は、ダウンロードは不要です。
 BIOSバージョンの確認方法ですが、PCの電源をONにして、NECのロゴが出たら、F2キーを押してBIOS設定画面にします。
 メイン画面にBIOSバージョンが表示されます。以下はイメージです。
vtx01.JPG

3.HP USB Disk Storage Format Tool
 USBからMS-DOS起動するためのソフトウェアです。
 ここからHPUSBDisk.exeをダウンロードします。

4.Virtual Floppy Drive 2.1
 仮想FDドライブを作成するソフトウェアです。
 MS-DOS起動のFDを作成するために使います。
 ここからvfd21-080206.zipをダウンロードします。

5.SYMCMOS.EXE
 BIOSの書き換えを行うためのソフトウェアです。
 ここからSYMCMOS.EXEをダウンロードします。

ダウンロードが終わったら、Intel VT-xの有効化を行います。
まず、無効になっていることを確認してみましょう。
ダウンロードしたVirtualChecker.zipを解凍します。VirtualChecker.exeを起動します。
vtx02.JPG

すぐに無効または有効の表示がされます。無効の場合はこんな表示です。
vtx03.JPG

BIOSのアップデートモジュールを適用します。
559A0700より古いバージョンの場合は、ダウンロードサイトに書かれている適用手順に従い、アップデートを実施してください。

続いて、MS-DOS起動ディスクの作成を行います。
仮想FDのソフトウェアvfd21-080206.zipを解凍し、vfdwin.exeを起動します。
vtx04.JPG

開始をクリックします。
vtx05.JPG

VFD ドライバが開始されたことを確認します。
vtx06.JPG

ドライブ0のタブをクリックし、変更をクリックします。
vtx07.JPG

ドライブ文字が(なし)になっているのを確認します。
vtx08.JPG

A:を選択して、OKをクリックします。
vtx09.JPG

開く/新規をクリックします。
vtx10.JPG

イメージ欄にフルパスでC:\Document and Settings\~\fdd.binと入力し、作成をクリックします。
vtx11.JPG

AドライブがFDになっていると思います。3.5インチ FD(A:)を右クリックして、フォーマットを選びます。
vtx12.JPG

MS-DOSの起動ディスクを作成するにチェックを入れ、開始をクリックします。
vtx13.JPG

警告が出ますが、OKをクリックします。
vtx14.JPG

すぐにフォーマットが完了します。OKをクリックします。
vtx15.JPG

Aドライブを開くと、複数のファイルが存在します。
vtx16.JPG

ここでフォーマットしても良いUSBメモリを繋ぎます。
USBメモリは空にしておくほうがいいと思います。

次にダウンロードしたHPUSBDisk.exeを起動します。
vtx17.JPG

DeviceにUSBメモリのドライブが表示されます。
Create a DOS startup diskにチェックを入れ、A:\と入力して、Startをクリックします。
vtx18.JPG

フォーマットしてよいか聞かれますので、はいをクリックします。
vtx19.JPG

OKをクリックします。
vtx20.JPG

USBメモリのドライブを開きます。何もありませんね。
vtx21.JPG

エクスプローラのフォルダオプションを変えないと、ファイルは見えません。
フォルダオプションを開き、最後の「保護されたオペレーティングシステムファイル・・・」のチェックを外します。
vtx22.JPG

警告が出ますが、OKをクリックします。
vtx23.JPG

COMMAND.COMとIO.SYSとMSDOS.SYSの3ファイルあることを確認します。
vtx24.JPG

ここにダウンロードしたSYMCMOS.EXEをコピーします。
vtx25.JPG

これでUSB起動するUSBメモリができました。
しかし、このままでは、USBメモリからブートできません。
BIOSの設定を変更します。
PCを再起動し、NECのロゴが出たら、F2キーを押してBIOS画面にします。
矢印キーで詳細に移動して、USBレガシー機能を「使用する」に変更します。
以下はイメージです。
vtx26.JPG

さらに起動順位を変更します。
通常は、以下のようにCD/DVD→HDDになっています。
vtx27.JPG

先頭がUSB KEYになるように、「Xキー」とF5/F6キーで操作します。
vtx28.JPG

BIOSを保存して、再起動します。
ちゃんとUSBから起動できたと思います。
まず、現在の状態をSYMCMOS.EXEでファイルに収集します。
コマンドプロンプトC:\_に以下を入力します。
SYMCMOS.EXE -V2 -LCMOS.TXT

以下のように画面表示されます。(イメージです)
vtx29.JPG

ここで電源をOFFにして、USBメモリを抜きます。通常のWindowsを起動します。
ログオンしたら、USBメモリを挿し、USBメモリにあるCMOS.TXTをMODIFY.TXTという名前でコピーします。
MODIFY.TXTをメモ帳などで開き、(03C6) で始まる行の [0000] を [0001] に変更します。

PCを再起動し、USBメモリからブートします。
コマンドプロンプトC:\_に以下を入力します。
SYMCMOS.EXE -V2 -UMODIFY.TXT

以下のように画面表示されます。(イメージです。)
vtx30.JPG

電源をOFFにして、USBメモリを抜き、電源をONにします。
NECのロゴが出たら、F2キーを押して、BIOSの設定画面を表示させます。
起動順位とUSBレガシー機能を元の状態に変更します。
ここで再起動し、Windowsを起動します。
ログオンして、VirtualChecker.exeを起動します。

Intel VTが有効になっていれば成功です。
vtx31.JPG

これでVirtualBoxで64bit OSが使えるはずです。

次回もお楽しみに!!

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コメント 1

☆KEY

はじめまして。LaVie LL750/Wを使っております。
BIOSに設定する箇所がなかったのですが、
VirtualCheckerで有効となっていました。
VirtualBox上でCentOS(64bit)は動いてるみたいです。
by ☆KEY (2014-03-06 23:20) 

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