SSブログ

xca(X Certificate and key management)を使って自己認証局を作ってみよう[Vol.2] [xca]

今回はxcaで自己認証局を作成します。作成したCAのルート証明書をWindowsの証明書ストアにインポートします。

1.CA作成
 データベースをオープンします。
xca15.PNG

 xdbファイルを選択します。
xca16.PNG

 データベースのパスワードを入力します。
xca17.PNG

 CAの鍵を作成します。 New Keyボタンをクリックします。
xca18.PNG

 名前欄を入力します。鍵長(keysize)は1024bitを選びましたが、2048bit以上がお勧めです。
xca19.PNG

 鍵が作成できました。注意は、鍵を保護するパスワードがデフォルトです。
xca20.PNG

 鍵のパスワードを変更します。鍵を選択して、右クリックでChange passwordを選びます。
xca21.PNG

 パスワードを入力します。強固なパスワードをお勧めします。
xca22.PNG

 Password欄がPrivateになります。
xca23.PNG

 CAのルート証明書を作成します。Certificatesタブをクリックします。右ペインにあるNew Certificateをクリックします。
xca24.PNG

 CAのルート証明書なので、Templateが[default] CAになっていることを確認して、Apply allをクリックします。これにより、デフォルトのCAの設定が反映されます。また、Signature algorithmはSHA 1ですが、これからはSHA 256がお勧めです。
xca25.PNG

 Subjectタブをクリックして、DNの設定を行います。Internal name:Private-Root-CA(お好きな値)、countryName:JP、stateOrProvinceName:省略(Tokyoとか)、localityName:省略(Shinagawaとか)、organizationName:Home(お好きな値)、organizationUnitName:CA(お好きな値)、commonName:Private-Root-CA(お好きな値)にします。一番下にあるPrivate keyに先ほど作成したPrivate-Root-CA Keyが選ばれいることを確認します。
xca26.PNG

 Extensionsタブをクリックします。Basic constraintsのTypeがCertification Authorityになっていることと証明書の有効期間が10Years(必要に応じて変更してもかまいません)になっていることを確認して、画面下のOKボタンをクリックします。
xca27.PNG

 Private-Root-CA Keyのパスワードを入力します。
xca28.PNG

 うまくいけば、以下のCA証明書の作成ができますので、OKをクリックします。
xca29.PNG

2.ルート証明書のエクスポート
 Certificatesタブで先頭にPrivate-Root-CAの証明書が見えます。
xca30.PNG

 CAのルート証明書をエクスポートします。証明書を選択して、右ペインのExportをクリックします。
xca31.PNG

 出力先を選び、Export FormatはPEMを選びます。
xca32.PNG

3.ルート証明書のインポート
 デスクトップにルート証明書が出力されたので、ダブルクリックで開きます。
xca33.PNG

 WindowsはちゃんとCAの証明書と認識しています。ただ、信頼されていないので、ルート証明機関へインポートする必要があります。証明書のインストールをクリックします。
xca34.PNG

 次へをクリックします。
xca35.PNG

 証明書をすべて次のストアに配置するを選びます。ストアを表示するために参照ボタンをクリックします。
xca36.PNG

 物理ストアを表示するにチェックを入れます。信頼されたルート証明機関を展開し、ローカルコンピュータを選びます。OKをクリックします。
xca37.PNG

 次へをクリックします。
xca38.PNG

 内容を確認して、完了ボタンをクリックします。
xca39.PNG

 正しくインポートされたら、OKボタンをクリックします。
xca40.PNG

 もう一度、デスクトップにあるルート証明書をダブルクリックで開きます。
xca41.PNG

 エラーなく表示できます。
xca42.PNG

次回は、Webサーバの証明書を発行したいと思います。

次回もお楽しみに!!

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。