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Windows Server 2008 R2にActive Directoryをインストールしよう [No.6] [Active Directory]

今回はグループポリシーを作成してOUへ適用したいと思います。
グループ ポリシーには、ユーザーに影響を与える [ユーザーの構成] のポリシー設定と、コンピュータに影響を与える [コンピュータの構成] のポリシー設定があります。
まずは [コンピュータの構成]で制御内容を設定し、クライアントPC管理用OU(Clients)に適用したいと思います。
[コンピュータの構成]の項目はコンピュータ起動時に適用されます。
スタートメニューから管理ツールを選び、クループポリシーの管理をクリックします。
グループポリシーの管理が起動したら、グループポリシーオブジェクトをクリックします。
すでにデフォルトのDefault Domain Controllers PolicyとDefault Domain Policyの2つのポリシーが存在します。
gp1-01.png

グループポリシーオブジェクトを右クリックして、新規をクリックします。
gp1-02.png

名前にClients Policyと入力し、OKをクリックします。
gp1-03.png

Clients Policyができました。
gp1-04.png

Clients Policyを右クリックして、編集をクリックします。
gp1-05.png

ここからポリシーを編集します。まず、パスワードのポリシーを設定します。
初期値は未定義となっていますので、セキュリティ要件に合わせます。例として、以下のようなポリシーにします。
パスワードの長さ:8文字以上
パスワードの変更禁止期間:なし
パスワードの有効期間:60日
パスワードの履歴:3回(過去3回のパスワードは使わせない)
暗号化を元に戻せる:無効
複雑さの要件を満たす必要:無効
gp1-06.png

パスワードの長さに8を入力し、OKをクリックします。
gp1-07.png

パスワードの変更禁止期間に0を入力し、OKをクリックします。
gp1-08.png

パスワードの有効期間に60を入力し、OKをクリックします。
gp1-09.png

パスワードの履歴に3を入力し、OKをクリックします。
gp1-10.png

「暗号化を元に戻せる」は無効にチェックを入れ、OKをクリックします。
gp1-11.png

「複雑さの要件を満たす必要」は無効にチェックを入れ、OKをクリックします。
gp1-12.png

設定内容を確認します。
gp1-13.png

次にアカウントロックアウトのポリシーを編集します。
初期値は未定義になっていますので、以下を例として設定します。
アカウントのロックアウト:3回ログオンに失敗
ロックアウトカウンタのリセット:30分後
ロックアウト期間:30分
gp1-14.png

アカウントのロックアウトに3を入力し、OKをクリックします。
gp1-15.png

ロックアウトカウンタのリセットに30を入力し、OKをクリックします。
gp1-16.png

ロックアウト期間に30を入力し、OKをクリックします。
gp1-17.png

設定内容を確認します。
gp1-18.png

監査ポリシーも編集します。
初期値は未定義になっていますので、以下を例として設定します。
ログオンイベントの監査のみ有効
gp1-19.png

ログオンイベントの監査で定義するにチェックを入れ、成功と失敗にもチェックを入れて、OKをクリックします。
gp1-20.png

設定内容を確認します。
gp1-21.png

セキュリティオプションを編集します。
初期値は未定義になっていますので、以下を例として設定します。
対話型Ctrl+Alt+Delを必要としない:無効(=Ctrl+Alt+Delが必要になる)
ログオンキャッシュ:10ログオン
パスワードが切れる前に通知する日数:30日間
最後のユーザー名を表示しない:有効(=ユーザー名を必ず入力させる)
gp1-22.png

「対話型Ctrl+Alt+Delを必要としない」は無効にチェックを入れ、OKをクリックします。
gp1-23.png

ログオンキャッシュに10を入力し、OKをクリックします。
gp1-24.png

パスワードが切れる前に通知する日数に30を入力し、OKをクリックします。
gp1-25.png

「最後のユーザー名を表示しない」は有効にチェックを入れ、OKをクリックします。
gp1-26.png

設定内容を確認します。
gp1-27.png

イベントログもある程度残ったほうが良いので、最大サイズと上書きを編集します。
最大サイズ:32MB
ログの保存方法:必要時
gp1-28.png

設定内容を確認します。右上の×ボタンで閉じます。
gp1-29.png

Clientsをクリックします。リンクされたポリシーはありません。
gp1-30.png

Clientsを右クリックして、既存のGPOのリンクをクリックします。
gp1-31.png

作成したClients Policyを選んで、OKをクリックします。
gp1-32.png

Clients Policyがリングされました。
gp1-33.png

グループポリシーの継承を見ると、優先順位1にClients Policy、優先順位2にはDefault Domain Policyが継承されています。
優先順位1のほうが優先度が高く、優先順位1と2で同じ項目が設定されている場合は、優勢順位1が適用されます。
gp1-34.png

次回は[ユーザーの構成]を編集し、ユーザー用のOUに適用します。

次回もお楽しみに!!

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